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【映画】金の国水の国ストーリーネタバレ!原作との違いも

原作漫画が多数の漫画賞を受賞している『金の国水の国』。

映画が公開され、ストーリーが気になる方は多いのではないでしょうか。

管理人・ぽちゃみは公開2日目に鑑賞してきました。【ネタバレあり】で、覚えている限りストーリーをご紹介します。

ぽちゃみ

多少の記憶違いはご了承ください!

実際に映画を観た感想はこちら

金の国水の国ストーリーネタバレ

『金の国水の国』は2時間以上の映画です。

ネタバレありで物語の内容をまとめましたので、事前情報を知りたくない方は閲覧注意でお願いいたします。

ぽちゃみ

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1.嫁と婿の代わりに贈られた猫と犬

王女・サーラが住む「金の国」と、建築士・ナランバヤルが住む「水の国」は、隣国でありながら長い間いがみ合っています。

  • 金の国」は砂漠にある近代国家です。人に溢れ裕福ですが、水が枯渇しそうな危機を抱えています。
  • 水の国」は自然豊かで、絶え間なく水が得られる高山を有しています。「金の国」に貿易ルートを閉ざされていたため、貧しい暮らしをしています。

両国はあるとき、争いを避けるために取り決めを交わしました。

  • 「金の国」は国で一番美しい娘を「水の国」に嫁として贈る
  • 「水の国」は国で一番賢い若者を「金の国」に婿として贈る

そこで、「金の国」は一番美しい娘として、ぽっちゃりした第93王女・サーラを。「水の国」は、一番賢い若者として、お調子者な建築士・ナランバヤルを贈ることにします。

しかし、仲の悪い両国はそれぞれ、実際には別の贈り物をしました。美しい娘の代わりに子猫を、賢い若者の代わりに子犬を。

「水の国」から婿をとるはずだった「金の国」のサーラは、子犬にルクマンと名付けます。

「金の国」から嫁をもらうはずだった「水の国」のナランバヤルは、子猫にオドンチメグと名付けました。

2人は、真実を明かし国どうしの争いに発展するのを恐れ、人間ではなく動物が贈られたことを秘密にします。

しかし、サーラは姉であり第一王女のレオポルディーネから、「金の時計が壊れたので、水の国イチ賢いとされるあなたの夫に直してほしい」と依頼されてしまいます。

まさか夫が犬だとは言えず、サーラは苦笑いでごまかし、内心困り果てるのでした。

2.贈り物の猫と犬をきっかけに出会う2人

サーラはルクマンを連れ、金の国と水の国の国境付近へピクニックに行きました。

気づくとルクマンは国境を越えて、水の国の方へ行ってしまったようです。

サーラはしかたなく、水の国に繋がる森へ足を踏み入れます。

ルクマンは穴に落ちてしまったようで、サーラは助けようとしますがうまくいきません。

そこに偶然現れたのが、オドンチメグを連れた水の国のナランバヤルです。ナランバヤルは機転を利かし、ピクニック籠と肉でルクマンを救出

サーラとナランバヤルは、お互いが本来は出会うはずだったことを知らず、ピクニックをします。

「自分が悪い奴だったらどうするんだ」と言うナランバヤルに、「自分の家族に『オドンチメグ(星の輝き)』と名付ける人は、悪い人ではない」と返すサーラ。

ナランバヤルはドキッとします。

お互いが連れていたルクマンとオドンチメグは、すっかり仲良くなっていました。

「他にも何かあれば力になる」と言うナランバヤルに、サーラはレオポルディーネからの依頼を思い出したのでした。

3.レオポルディーネへ会いに王都へ

サーラはばあやに事情を説明し、ナランバヤルをかりそめの夫として王都に連れていくことに。

「動く床」や「漕がなくても登れる川」を使ってレオポルディーネのいるお城へ行くことを提案するサーラですが、周りにいた人から「今はどちらも故障している」と伝えられます。

途中、言い争っている人々に遭遇。金の国の祈禱師であり、国王・ラスタバン3世の右大臣を務めるピリパッパと、その親衛隊がいました。

言い争っていた相手は、枯れ葉色の髪をした少年。彼がピリパッパを悪く言っていたのです。

彼の父は知識階級ですが、ピリパッパに逆らい、投獄されてしまったとのこと。今は牢の中で、細工箱を作らされているようです。

ナランバヤルはサーラ・ばあやと協力し、言葉巧みに枯れ葉色の髪の少年を助けました。そこに、レオポルディーネの護衛であるライララが現れます。

「動く箱」に乗ってお城に向かう際、ナランバヤルは砂と岩しかないと思っていた金の国のきらびやかな設計を目にして、感嘆しました。

その反応を見て、ライララは嬉しそうにフッと微笑みます。

4.時計直しをきっかけに物語は動き出す

お城に到着すると、レオポルディーネ・その愛人であり金の国の左大臣でもあるサラディーン・サーラの他の姉2人が出迎えました。

レオポルディーネは、バラバラになった金の時計をナランバヤルに直させます。

部品が欠けていて完全に治すまでには至らなかったものの、ナランバヤルは見事に時計を組み立てました

さらにレオポルディーネは、愛人を持っていい金の国と一夫一妻制の水の国を比較し、ナランバヤルに意地悪な質問をしました。

「サラディーンが、レオポルディーネ・サーラの他の2人の姉の3人の中から1人だけ妻をとるとしたら、どう選べばよいか」

ナランバヤルは父の受け売りだとしつつ、「家族になるとは夢物語ではなく、一瞬の美しさではなく、自分を大切にしてくれる人を選ぶべき」と答えます。

その後、ナランバヤルの回答に一目を置きつつ、「国王である父が水の国にサーラではなく、子猫を贈ったと噂されている」と言うレオポルディーネ。

しかし、サーラは父を庇います

劇団員でもあるサラディーンはナランバヤルの演技を見破り、その器用さを気に入りました。そこでナランバヤルは、サラディーンと飲みに行くことに。

この出来事が、物語を大きく動かすのです。

5.水の国から金の国に水路を引く計画

飲みに行ったナランバヤルは、サラディーンに水の国から金の国へ水路を引く計画を提案します。

ナランバヤルは、金の国の水資源が枯渇寸前であり、「動く床」も「漕がなくても登れる川」も直せないことを見抜いていました。

計画に賛同するサラディーンですが、その話をピリパッパ親衛隊の一人であるバウルに聞かれてしまいます。

ピリパッパは金の国が水の国に侵攻することを推しており、敵対関係となる存在。

金の国は、国王・ラスタバン3世と第一王女・レオポルディーネが力を持っています。

ラスタバン3世は水の国に侵攻して従わせようとする過激派で、レオポルディーネは水の国との和解を望む穏健派です。

計画の破綻が危惧されるものの、ライララがバウルを脅し、家族を人質にとって口封じしました。

その日からナランバヤルとサラディーンは手を組み、水路計画を進めます。捕らえられていた枯れ葉色の髪の少年の父・ジャウハラや、金の国イチの建築家・アジーズも計画に協力。

そして、ナランバヤルとサーラの恋も進展します。

ナランバヤルがいつかはいなくなるとばあやに言われ、心を痛めるサーラ。ナランバヤルは帰りが遅くなってしまった夜、ルクマン・オドンチメグと一緒に自分を待っていてくれたサーラに心を打たれます。

はじめは偽りの夫婦を演じていた2人ですが、いつのまにかお互いに惹かれ合っていました。

6.サーラ、水の国でナランバヤルの嫁のふりをする

ナランバヤルが仕事に勤しみ、なかなか帰れない日が続くあるとき、オドンチメグがいなくなってしまいます。

ルクマンがにおいを辿ると、オドンチメグは国境を越えて水の国に向かったことが分かりました。

サーラは、オドンチメグがナランバヤルを追って家に帰ったのだと予想します。

森を超えて水の国にたどり着いたサーラとルクマン。

たまたま出会った女性がナランバヤルの姉・ウーリーンでした。

ウーリーンに連れられナランバヤルの家に行くと、眠るオドンチメグを発見。

そこでナランバヤルの父・サンチャルとウーリーンから、ナランバヤルには嫁がいることを聞きます。

まさかナランバヤルが水の国の「一番賢い若者」とは知らず、嫁が自分とは思わないサーラ。想い人のナランバヤルに自分以外の妻がいると勘違いし、ショックを受けてしまいます。

そこにたまたま、水の国の族長であるオドゥニ・オルドゥがナランバヤルの嫁を見に来ました。

金の国の女性であるサーラは、サンチャルにお願いされてナランバヤルの嫁を演じることに。

自分が「金の国イチの美女」は無理があるとしつつも、ナランバヤルが快く偽りの夫を演じてくれたことを思い出し、しぶしぶ応じます。

7.水の国の族長とワイン飲み比べ対決

ナランバヤルの結婚祝いに、酒と肉を持ってきたオドゥニ・オルドゥ。

美女を期待していたものの、現れたサーラに族長はじめ従者や町民はざわつきます。

そこでサンチャルは「族長以外の人は、この子の美しさに気づいていないようだ」と声を上げ、族長を上げつつサーラを救います。

オドゥニ・オルドゥはサーラに、「サーラが噂通りの美女ではなかったからこのまま帰れない」と言います。

さらに意地悪をし、「自分とワイン飲み比べをして、サーラが勝てば3倍の酒と肉を用意し、自分が勝てば、もてなしてくれたイケメンの町民2人を好きにする」とも。

水の国イチの酒豪であるオドゥニ・オルドゥには勝てないと、勝負を辞退するよう促すサンチャル。

しかし、オドゥニ・オルドゥが自分のみならずナランバヤルまでも侮辱したことに怒ったサーラは、「追加の酒と肉の準備はできていますか」と勝負を受けます。

見事、勝負に勝ったサーラ。

宴が開かれますが、サンチャルとウーリーンには何も告げず、ひっそりと町を後にしました。

その帰り、水路の設計図を取りに戻っていたナランバヤルと森で出会います。

ナランバヤルは「自分はみっともない」と泣くサーラを抱きしめ、金の国まで送ると言いますが、サーラは拒否。

いつでも難しい方の道を選んで」と仕事を優先するように伝えます。

失恋の痛みで号泣するサーラを追うことができず、ナランバヤルは立ち尽くしました。

8.狙われるナランバヤル

ライララの言いつけ通り、ピリパッパには水路計画を内緒にしていた親衛隊のバウル。

しかし、ピリパッパはナランバヤルとサラディーンの動きに感づき、金の国の王・ラスタバン3世にナランバヤルを消すよう提案します。

ラスタバン3世は先代の王が争いを好まず、周囲から「腑抜け」と見られていたことから、自分はそうなるまいと常に頭痛を抱えていました。

このままではナランバヤルに立場を脅かされてしまうと危惧し、ピリパッパの提案に乗ります。

そこでバウルはこっそり、ナランバヤルとジャウハラに「このままでは危ない」と伝えに行きました。

しかし、他の親衛隊に見つかってしまいます。ジャウハラは追手との戦闘を引き受け、2人に逃げるよう言いました。

必死に逃げるナランバヤルとバウルですが、とうとうピンチに陥ります。終わりを覚悟したナランバヤルでしたが、ライララが駆け付け窮地を救いました

ライララはただの護衛ではなく、暗殺部隊だったのです。

9.絶体絶命のナランバヤル・サーラ

騒動を聞きつけ、レオポルディーネとサーラ一行は国王のもとへ向かいます。

途中で偶然にも、お互いの姿を確認したナランバヤルとサーラ。サーラはナランバヤルを探し、城の中を駆け回ります。

無事、合流できたナランバヤルとサーラですが、ピリパッパによってサーラも反逆者であるとされ、追われる身に。

サーラが水の国の族長と酒を酌み交わしていたことがばれ、誤解されてしまったのです。

バウルとライララは、ナランバヤルとサーラの服を一部借りて、影武者になることに。

ナランバヤルとサーラは、王に対抗できる力を持つレオポルディーネのもとを目指し、王族しか知らない隠し通路を進みます。

隠し通路は細くて頼りなく、サーラはナランバヤルに「自分と一緒だと落ちてしまうかもしれないから、1人で行ってほしい」と伝えました。

しかし、ナランバヤルは水の国でサーラが自分のために族長と対決したことを家族から聞いており、「今度は置いていかない。落ちていくなら、一緒に落ちよう」と言います。

ナランバヤルに嫁がいるという誤解も解け、2人はお互いの思いを確認しました。

そこへラスタバン3世が現れ、2人に刃を向けます。絶体絶命の危機に陥る2人。

「なぜ父であるラスタバン2世は、自分にラスタバンの名を継いだのか。水の国イチ賢いなら分かるはずだ」と問われたナランバヤルは、口を開きます。

10.和解する金の国水の国

「ラスタバンには龍の頭という意味がある。王として国を統べるにふさわしいと思ったからこそ、息子にその名を継いだのではないか」

さらにナランバヤルは続けます。

「肖像画で見るラスタバン2世は包容力と厳格にあふれ、水の国でも歴代で唯一、話が分かる金の国の王として知られていた。民がラスタバン2世を本当にふがいない王として蔑んでいたなら、もっとひどい描き方がされていたのではないか」

その言葉にラスタバン3世ははっとします。

ナランバヤルはラスタバン3世に金の国と水の国の交渉と国交の復活を持ちかけ、さらに「完成した水路に娘の名前をつければ、家族思いの王としてもアピールできる」と言いました。

しかし、ラスタバン3世は「自分は妻も娘たちにも見放され、誰も味方がいない」と落胆。

そこでナランバヤルは、「サーラだけが父を信じた」と伝えます。レオポルディーネが父を悪く言ったとき、サーラが庇っていたことを思い出していたのです。

ラスタバン3世は思い直し、水の国との交渉を進めるべく動き出します。

騒動の原因になったピリパッパは、きっちり怒られたのでした。

11.エピローグ

時は過ぎ、犬と猫を連れたぽっちゃり体型の女の子が2人、街を歩きながら会話しています。

  • ウーリーン叔母様が温泉旅行に行こうと誘ってくれている
  • サラディーン様は人気俳優として活躍し、お母さまでもチケットがなかなか取れない
  • 水路作りに携わる枯れ葉色の髪をした青年がかっこよかった

など……。登場人物たちのその後が語られ、姿が映し出されます。

そして、2人は両親を見つけ、声をかけます。

本当の夫婦になったサーラとナランバヤルが光に照らされながら振り返り、物語は完結となりました。

映画が終わった後、すぐに立ち上がらずにエンドロールは絶対に観てください!

様々な登場人物のその後が描かれています。

原作漫画との違い

ちなみに、原作を知る人たちの口コミや評判によると、全体的に原作に沿って丁寧に作られているようです。

以下のような違いはあるそうですが、原作に足りない部分も補完されているとのことでした。

  • コメディパートのカット
  • レオポルディーネの人物像掘り下げカット
  • 終盤の展開を改変

特に終盤の展開は、主人公2人の出番が増えたり、人気キャラ・ライララのかわいらしい姿が見れたりと、原作ファンにとっては嬉しい改変となっているようですよ。

まとめ

2つの国が小さな悪意から贈り合った猫と犬が、本来出会うはずだった2人を繋いだ……。

そして、2人の偽りから始まった恋が真実となり、最終的に2つの国を和解させるお話です。

物語は王道かつ、展開がある程度予想できる平和な内容ではあります。

ハラハラドキドキはしませんが、老若男女だれでも安心して観れる内容です。

ぽちゃみ

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ABOUT ME
ぽちゃみ
5年間の婚活の末、マッチングアプリで出会った男性と結婚した元婚活女子。現在はフリーランスのwebライターとして活動しています。恋愛や婚活、結婚生活にまつわる情報を発信中!
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